同社は、風力発電設備を主力に、重量物の輸送・据付工事および関連エンジニアリングを全国で展開する企業で、最大の特色は、新幹線車両をはじめ、在来線、路面電車、モノレールなど多様な鉄道車両輸送で国内トップクラスの実績を持つ点であり、ここで培われた特殊輸送技術やノウハウが、近年活況である再生可能エネルギーに関連する風力発電設備のブレード、支柱といった長大重量物の輸送・架設及びメンテナンスにも活かされており、安全を最優先とした一貫サービスを提供できる強みを持っています。
令和5年以降、秋田港や能代港を拠点とした風力発電所の建設事業に伴う、ブレード(羽根)、ナセル、タワーといった大型風車部材の輸送、保管、据付工事などを手掛けていたが、ベンダーや事業主からGWOトレーニング(風力発電設備で働く作業員向けの安全訓練)の受講が求められており、同社は今まで外部機関での講習を実施していた中、受講費用の圧縮と迅速なニーズ対応を目的に、自社でGWOトレーニングが実施できる環境を秋田市に設け、トレーニングの内製化を図り、発電設備メンテナンスの拠点を整備することとしました。
